財務諸表は会社の成績表!

儲かっている企業は何が違うのか?足踏みしている企業は何が原因なのか?決算書を基に分析し、優秀なビジネスモデルをご紹介します。

TOKYO BASEはビジョンに向けて着々と前進している。

TOKYO BASEの理念である「日本初ファッションスタイルを世界へ」

その為のビジョンである「アジアのLVMHになる」

財務を見ると、この目標に着々と前進していることがわかります。

 

 

TOKYO BASEのビジョンは「アジアのLVMHになる。」

LVMHはルイ・ヴィトンディオールを子会社に持つ世界最大規模の複合型の企業体ですね。

TOKYO BASEはアジアにおいてこのような存在になる、と宣言しています。

 

 

「アジアのLVMHになる」

 

これをどのように達成するつもりでしょうか。その様を、会計数字を追いながら確認していきたいと思います。

 

 

現預金の増加と関係会社株式の出現は本格的なコンマグリット企業への準備?

 

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BSを確認すると、安定した企業成績を元とした純資産の増加を背景に、今期新たに長期借入金の借り入れを行っています。

 

その結果、前期に比べて現預金が手元に残ることとなっていますね。

またもう一つ、TOKYOBASEはZOZOTOWNに「SOCIAL WEAR」という完全受注制のブランドも開いています。

完全受注制とは、ビジネス上、メリットの大きい販売形態です。

最も大きな理由は在庫を持たないこと。つまり先に仕入れて縫製しておく必要がなく、在庫がそのままお金に変わらないリスクがほぼ無いのです。

もちろん顧客の側にとっても、人件費や管理費などのコストの低い商品は、その分低価格で購入できるというメリットがあります。

 

 

安定した資金を保有できる環境が整えば、次の施策はM&Aです。

これも今期のBSには表れていますね。

  

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どのブランドと提携したのかは決算説明書を。

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FACTOTUMは商品を購入したこともありますけど、とてもいい服を作られています。

着るだけでサマになる、そんな商品でしたね。着用したときの落ち感、シルエットが他のブランドとちょっと違うな。ということを感じさせてくれます。

ここの株式の49%を手に入れています。

 

 

おそらく今後は、このように質の高い服を作る企業のM&Aを行っていくのに保有資金を使っていくのでしょう。

そしてM&Aした企業を、TOKYOBASEのビジネス面での蓄積を活かしてさらに活性化させようとしている姿勢もうかがえます。

 

 M&Aは成長している会社は上手く使っていますね。

ソフトバンク然り、ライザップ然り。


 TOKYOBASEも、このM&A戦略が上手く行くと、

様々な業態から安定した資金力を有し、そこからM&Aに繋げて企業価値を高めていく。

そうやって、最終的には自社ブランドだけでなく、日本のブランドを含めて「アジアのLVMH」となり、その力をもって「日本初ファッションスタイルを世界へ」発信していく企業となるのだと思います。

 

 

次回は、この戦略を達成するために、社員一人一人にどうやってこのビジョンを落とし込んでいくのか?を書いてTOKYO BASEの分析を終わりたいと思います。

ありがとうございました!