財務諸表は会社の成績表!

儲かっている企業は何が違うのか?足踏みしている企業は何が原因なのか?決算書を基に分析し、優秀なビジネスモデルをご紹介します。

企業の安全性をどう見極める?

本日のお題はこちら。

企業の安全性について①

 

企業を運営していくにあたって、最も重要なことは「会社を潰さず継続していく事。」

当たり前のことだと思われるかもしれません。

 

しかし、中小企業庁のデータを見ると10年で3割、20年では5割の企業が倒産しています。

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残念ながら、このように倒産してしまうパターンにおいて最も多いのが資金繰りに行き詰ってしまう事。

しかも、企業の財務が悪化してしまうと、銀行もお金を貸してはくれません。

 

危なくなると助けてくれないのであれば、危なくなる前に何とかするしかありません。

その為に会計業界で使われている基準がこちら。

 

①短期支払い能力(流動比率当座比率

②投資と資金調達の方法は?

③安定した形で資金調達ができているか?

 

今回は①について見ていきます。

流動比率は、「短期間で返済すべき負債に対して、返済する原資がどれだけあるか」を示し、200%以上が好ましいとされています。

 

ただ、200%を達成しているのはかなりの優良企業ですね。

 

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例えば以前紹介したTOKYO BASE。200%を超え、しかも前期に比べて上昇していますね。

この「上昇している」ということが何よりも大事です。

 

しかし、この指標だけが高くてもまだ安全とは言えません。

流動資産には現預金でないものも含まれます。

仮に流動資産に現預金がなければ、企業は支払いができず倒産してしまいます。

 

そこで、もう一つの指標として用いられるのが「当座比率

こちらは、「当座資産/流動負債×100」で示されます。

当座資産とは、「企業が持つ現金に近い資産」

こちらは100%を超えると優良企業だとされています。

 

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TOKYO BASEはこちらも100%を超えていますね。この2つをもって、TOKYO BASEは「短期の支払能力が高い企業」だということができます。

 

これらの指標、重要なのは月ごとなどで継続して監視する事です。

継続してこの指標を上げる努力を続け、または下がったらその原因をすぐに特定することで「財務的に強い体質を持つ企業」を作ることができます。

 

過去をみると、TOKYO BASEも4期前は基準には届いていませんね。

これを見ても、重要なのは「この指標を監視して上げ続ける努力をすること」かと思います。

 

本日はここまで。

次回は②について見ていきます。