財務諸表は会社の成績表!

儲かっている企業は何が違うのか?足踏みしている企業は何が原因なのか?決算書を基に分析し、優秀なビジネスモデルをご紹介します。

しまむらの顧客はどのような人?財務からみた顧客層!

今週はファッションセンターしまむらについて。

とは言いましても、私自身がしまむらを利用したのは数えるほどしかなく、

どのような方が顧客なのかイマイチ想像がついていません。

 

そこで、今回は会計数値を通してしまむらの顧客データを把握してみたいと思います。

 

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画像が細かくて申し訳ないのですが、これはしまむらのHPのものです。

ターゲットは20代~50代の主婦とその家族をターゲットとしているようですね。

 

しまむらはこの基本政策に基づくターゲット像の通りの顧客を獲得できているのでしょうか。

 

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これはしまむらが開示してくれているデータを参考にしたいと思います。

https://sslimg.shimamura.gr.jp/finance/file/65_04_gaiyou.pdf

これによりますと、しまむらの全店の売上は4461億4100万、客数は1億6994万人です。

「売上÷客数=1家族当たりの売上」ですので、これを割ると2,625円そして平均のお買い上げ点数は2.9点ですので、

しまむらの顧客は「一回の買い物で約3点の商品を2625円出して購入する」という客層であるという事ができそうです。(1点の単価は2625円÷3点で900円弱)

 

顧客増についてはかなり分かりましたが、もう少し突っ込んでみます。

こちらはしまむらの売上比率。

 

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また見づらくて申し訳ないのですが、2018年の売上高構成比によると、婦人衣料が売上の32%、肌着が24.3%で半分を占めています。

その他、「寝装具、紳士衣料、子供服」を合わせると売上の26.4%を占めます。

 

しまむらの顧客は一回の買い物で約3点購入していましたので、

その買い物の内訳は「女性物1点、肌着1点、その他に男性物、子供服、寝装具の中から1点」という事になります。

 

纏めると、しまむらの顧客は「一回の買い物で婦人服と肌着を1点ずつ、そして他に男性物、子供服、寝装具の中から1点の商品を、2625円出して購入する」そうだと言えそうです。

ここにハマる層は確かにファミリー層が多いような気がしますね。

 

このように、ただ数値を追うだけではなく、「顧客一人当たりの平均購買数」などを追うと実際の顧客像が浮かんでくるため、数値を非常に身近に感じることができると思います。

 

 

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また、詳細な説明は省きますが、、しまむらの姉妹ブランド「アベイル」はというと、

「一回の買い物で約2点の商品を3,000円出して購入する」層のようです。

1点約1500円ですので、しまむらと比べてファミリー層向けでなく、ややファッション感度の高い層に向けての商品展開ですね。

 

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そして、売上割合を見ると女性が売上の約半分を占めていますが、どうやら男性の比率も比較的高いようです。

 

これらの数値を基にすると、アベイルは一人での来場も比較的多いような気がしますね。

来場客層が1673万ですので、しまむらに比べて来場が1/10であることもそれを裏付けているのではないでしょうか。

 

 

また、MBさんがアベイルとコラボしていましたね。

あの商品の値段を見てみますと、

カットソーカーディガン1,980円Tシャツ1,580円パンツ1,980円

MA-11,980円、スウェットパンツ1,980円

など、アベイルの客層に合わせて商品展開されているようです。

過激に安いと思っていたのですが、アベイルの顧客層に合わせた値段設定だったのであれば納得です。

 

 

財務的な数値を基にしまむらとアベイルの顧客像を分析してみしたがいかがでしたでしょうか。

個人的には、しまむらやアベイルは想定する顧客層にかなり近い顧客を獲得しているようで驚きました。

 

次回からは、この顧客像を織り込んで企業の経営成績を見てみたいと思います。