財務諸表は会社の成績表!

儲かっている企業は何が違うのか?足踏みしている企業は何が原因なのか?決算書を基に分析し、優秀なビジネスモデルをご紹介します。

そのハンバーガー、いくらで作られてますか?財務的な見方をレビュー!

例えば回転ずしで、「一番もとを取れるのはどれだろう?マグロかな?」という会話、誰もが一度はされたことがあるかと思います。(私が関西人だからではないですよね?)

魚ならマグロ。食材的には恐らくこれだろう!というものは推測がつくと思います。

 

しかし、「同じお金を出して同じものを食べるなら、どの会社が一番もとを取れるだろう?」という事は推測がなかなかつきにくい所です。。

 

今回は、ハンバーガー戦争が繰り広げられている業界の中で、業界のトップ3であるマクドナルドとモスバーガーケンタッキーフライドチキンの3社を取り上げ、どちらのハンバーガーの方がお金がかかっているか?などを見てみたいと思います。

 

 

まずこのような時に参考となるのが原価率です。

 

売上原価÷売上高×100=原価率

 

ですので、3社の原価率が分かればザックリ言うと「同じ100円のハンバーガーを食べたときに、そのハンバーガーはいくらで作られているか?」が分かります。

 

まずは直近10年ほどの原価率を集めてみました。

 

 

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1社だけ突出していますね。突出している企業の10年間の平均原価率は93.1%、次が67.98%、最後の1社が60.5%です。

 

原価率が一番高いこの企業はなんと「100円のハンバーガーを作るのに、なんと93.1円のお金をかけている」事になります。

 

3社のうち、この抜群に高い原価率は一体どこの企業なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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答えはこちら、マクドナルドのものです。

これは正直かなり意外でした。マクドナルドは味はおいしいとはいえ、いいものを使っているというイメージはありませんでした。

商品は「食材」「人件費」「経費」の3つの合計ですので、純粋な食材費を見てみたのですが、

 

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全体的に見るとコストカットするどころか、上がってますね…

ちなみに3社の中でこの材料費の額を開示しているのはマクドナルドのみ。おそらく使っている食材に自信があるのでしょう。

安くておいしいハンバーガーは、そもそも「使っている食材に比べて値段が低い。」という所が源泉なのかもしれません。

 

 

ちなみに2位はモスバーガー。3位はケンタッキーとなっています。

ケンタッキーはピザハットの原価も混じっていますので正確な数字とは言えないですが、少し面白い結果になりました。

 

 

ちなみに、これを応用すると、「100円のハンバーガーを1回購入するごとに、企業にはいくらのお金が残るのか?」ということも分かります。

ここにもマクドナルドのすごみは現れているのですが、また機会があればご説明したいと思います。

 

経営上はこのデータを見ながら経費などの管理を行っていくと、売れば売るほど苦しいという事は少なくなりますよ。