財務諸表は会社の成績表!

儲かっている企業は何が違うのか?足踏みしている企業は何が原因なのか?決算書を基に分析し、優秀なビジネスモデルをご紹介します。

就活生の為の決算書の使い方。文系男子が資生堂に就職する方法①提案編

・前段

 多くの人が経験したことのある就職活動。就活の方法ってどうされていましたか?私もそうでしたが、だいたいは企業説明会に行ったり、OB訪問したりだと思います。

 

しかし、当然それらは多くの就活生が行っています。

 

 アウトプットはインプットした中からしか生まれないものなので、手に入った情報が同じものであれば、アウトプットは似たり寄ったりのものになってしまいます。結果として、人事担当者は一日に何回も「同じような話」を聞くことになるのです。皆が同じような話をする為、印象に残るのは、見た目(話し方、雰囲気、表情等)がいい就活生になるのはある意味当然です。

 

 人事担当者から「また同じような話をしている」と思われてしまえば、就職活動における戦略において不利だと思いませんか?

 

  堀江貴文さんが「いまや日本一のメンズファッション評論家と言っても過言ではないだろう。」と評されているMBさんのお言葉を借りると、 基本的に誰かに選んでもらう為には「差別化できているか?」「客観的に見て受け入れられるか?」が重要な要素となっています。

 

 

 たまに就職活動時に「ジーンズで面接を受けて受かった武勇伝」などを聞きますよね。服装は見た目を差別化してくれるので、服装を変えるだけで差別化され、人の印象に残る為このような話が広まります。しかし、この方法はもう1点の「客観的にみて受け入れられるか?」という点においてリスキーです。

 

 面接をしてくださる人事の方は若手から部長クラスの方まで様々な立場の方がおられます。「ジーンズをはく」という戦略は、その面接官の多くに受け入れられるものでしょうか?

もちろん答えはお分かりでしょうから、皆さんジーンズは履かずにスーツを着て就職活動されますよね。

 

 では他に、ほかの就活生と差別化できる要素はないものか。そんなニーズにしっかりと答えてくれる、「差別化ができ」「企業からも受け入れられやすい」戦略として、就活生の方に決算書を読むという事をお勧めしたいと思います。

 

 

・就活生には企業の決算書は「具体的に」「どんな風に」役に立つ?

 

 決算書を読むという事。それは「数字という事実を使って」「ライバルが得られない情報を30分ほどで得られ」「人事担当者に『この就活生はわが社の事を理解している』と思ってもらえる」効果があります。これは大きな武器になることでしょう。

 また、決算書は大人でも読み方を知らないので、決算書を読む習慣をつければ、社会の中でも一気に差別化できるというメリットまであります。しかも、読み方さえわかってしまえば手軽に気軽に読めるようになりますのでこれからの大きな糧にもなります。

 

 もう一度想像してみてください。人事担当者は、1日何回「御社の企業理念に共感した話」を聞くことになるのでしょうか。そんな中、決算書の内容を使ってその企業の事を話す就活生がいたら、それだけで強烈な印象になると思いませんか?話す印象も大事ですが、話す内容で他の就活生と差別化を測ってみませんか?

今回は、決算書を使って実際に企業分析をして、「面接で私ならこう使う」という一例をご紹介したいと思います。

 

・今回ご紹介する企業

今回は文系男子が資生堂に入社する方法を考えてみました。資生堂は非常に華やかな印象の企業です。

 

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 文系職であれば営業やマーケティングなどの仕事があるようですね。店舗売上を上げることが営業に与えられている命題のようです。また、マーケティング職であればブランドマネジメント(戦略立案、新製品企画、コミュニケーション・プロモーション企画など)を行うようです。

このような情報を踏まえて、実際に企業への提案を考えてみたいと思います。

 

・企業への提案

 まずは結論から。私が決算書を読んで提案するとすれば、「ワタシプラスをよりコミュニティ化して、地域語殿経済動向を把握し、店舗ごとに扱う商品を変えていく」という提案をするかと思います。これは顧客をファン化してずっと資生堂の商品を使い続けてもらう為にはどうするか?という点に重点を絞っています。

 

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ワタシプラス by SHISEIDO

 このサイトをコミュニティ化するという視点です。試しに会員登録をして色々と触ってみましたが、PCで使った印象としては使いやすい気がします。

 

 

この結論に至るまでの考え方を順を追ってお話していきます。

 

まず資生堂の売上の公式をザックリでいいので考えます。

 

 資生堂は化粧品を消費者に売る仕事がメインですので、「お客さんが買って行った化粧品一つ一つ」が売上になります。そう考えれば、資生堂の売上は「一人の顧客の平均購入単価×購入回数」という式になります。

 このように分解できれば、非常にざっくりですが、売上を上げるためには「購入単価」すなわち「買ってもらう商品の数を増やす」か、「買ってくれる人を増やす」のかの2通りの選択肢があるという事になります。最初はこのようなことが分かれば100点です。

 

 

この後の話は長くなりますので次回以降お話ししていければと思います!