財務諸表は会社の成績表!

儲かっている企業は何が違うのか?足踏みしている企業は何が原因なのか?決算書を基に分析し、優秀なビジネスモデルをご紹介します。

就活生の為の決算書の使い方。文系男子が資生堂に入社する方法② 考え方編

就活性の為の決算書の使い方。今回は提案までの流れです。

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・まず売上を式に変形する。

まず資生堂の売上の公式をザックリ考えます。f:id:parrrrrao:20180617084608p:plain

資生堂は化粧品を消費者に売る仕事がメインですので、「お客さんが買って行った化粧品一つ一つ」が売上になります。その合計が売上なので、資生堂の売上は「一人の顧客の平均購入単価×購入回数」となります。

 

・売り上げは伸びているか?

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このグラフは数年分の売上や利益です。今年で売上高が1兆円に乗るというメガ企業なのですが、この売上高は伸び率が重要。前期比で+18.2%と大きく伸びています。

 

 ・売り上げが伸びた原因を把握する

就職するという事は、この企業の売上を伸ばしていく努力をするという事ですので、資生堂の売り上げがなぜこれほど伸びたのかを考えなければなりません。

 

そして分析の際の資料は、短信等ではなく決算説明書がお勧めです。こちらの方が企業の実態を分かりやすく理解して頂けると思います。

 

・決算説明書の内容を確認

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売上高部分に3点、理由が書かれていますね。これを見ると、資生堂は、日本と中国の成長により売上を驚異的に伸ばしているようです。

 

 

ただ、今回のように就職活動に用いる際には、「自分でイメージできる範囲」に留めておく方がより効果的な提案ができると思います。とりあえず中国の成長は脇に置いて、国内の売上がどのように伸びているのか?を調べていきましょう。

 

 

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資生堂は化粧品会社ですので、その化粧品の種類に合わせて売り方を変えています。

 

一番上の「プレステージ」は、百貨店などでカウンセリングを経て販売される高級志向の商品です。 表の一番右が前年比なのですが、この伸びが前年に比べて+35.8%とものすごい伸びを示しています。他の商品も、全体的に国内の店頭での売り上げは伸びているようです。

 

 

 ・より詳細に国内の店頭売上を分析 

では、国内の店頭での売上はどのような内訳になっているのでしょうか。

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この図を見ますと、赤いグラフ(資生堂の前年対比の店舗売上高)の伸びは+17%にも関わらず、青いグラフ(日本人への売上高)は+6%に留まっています。そしてインバウンド(外国人旅行者が日本で買い物をした売上)が+70%の増加。

どうやら資生堂の売上を驚異的に伸ばしたのは、中国人の爆買いも一因にあるようです。

 

 

 この旅行客の爆買いは国内売上に影響を及ぼすのは間違いなさそうです。この影響をもとに売上を上げる方法について考えたいと思います。